2001
第12回テーザー西日本選手権 |
梅雨前の快晴に恵まれた6月2日(土)、3日(日)に、第12回テーザー級西日本選手権大会が、例年のごとく芦屋フリートをホストとして、兵庫県西宮沖にて開催されました。
今年に入って、芦屋フリートの活動はほとんど休眠状態であり、そのせいで今回の西日本選手権の準備も例年になく遅れをとり、参加艇数もほとんどないのではないかということで、会長兼フリートキャプテンの安澤さんも直前まで心配されていたのではないでしょうか。レース前日の土曜日に行われるパーティも例年の鉄板焼きではなく、安澤さん自らが段取りしたバーベキューとなりました。(残念ながらパーティには参加出来ませんでしたので評価はわかりませんが…)ただ、そういった会長自らの苦心のせいあって、レース参加艇数は、20艇と予想以上に多くの方々の参加を頂くことができました。 さて、肝心のレース当日、某前会長(別名じゃんけんおじさん)が、会場である海洋体育館のセキュリティにひっかかったとかなんかで、開門時間が遅れるというハプニングがあったものの(何をしたのでしょうか?)、予定通りレースは開催されました。 快晴の空のもと朝から南西風が吹き出しており、典型的な西宮の夏の風、昼頃になれば風速も上がってくるのではと余計な心配をしつつも、第1レースは220度のマーク設定の中、風速2〜3メートルの微軽風でスタートされました。レースは下2番手でスタートした2705植田艇がそのまま左よりの海面で伸ばし、1上をトップ回航した後、追って来る2230河野・赤松艇、2669堤・荻原艇を何とかふりきり、コース短縮された第5マークの下マークにて、トップフィニッシュしました。 引き続き行われた第2レースでは、風向はほとんど変わらず、風速は少し上がっており、スタート直後から快調に飛ばした2725池田・秋吉艇がそのままトップフィニッシュ、2位には、1上での中盤位から順位を上げた植田艇、3位にも同じく順位を上げてきた堤・荻原艇が入りました。 3レース目に入る頃には風も上がってきており、5〜7メートル位の順風の中、1上をトップで回航した河野・赤松艇がそのままトップフィニッシュ、2位には順位を上げてきた堤・荻原艇、3位には風が強くなるとさすがに速い2709野嶋・宮下組が入りました。 3レースが終わった時点で、上位3チーム(堤・荻原艇、河野・赤松艇、植田艇)の得点差は、僅かに1点であり、その他の上位チームも含め非常に接戦の中、最終の第4レースがスタートされました。 第4レースは、スタート直後から伸ばした、堤・荻原艇がそのままトップでフィニッシュし、選手権での優勝も決め、さすがに勝負強さを見せた結果となりました。2位には池田・秋吉艇が入りましたが、第1レースでの14位が響き、総合では4位となりました。河野・赤松艇、植田艇は、1レグで右海面に行ったのが失敗し、中盤位以降でずっと走る苦しい展開となりましたが、植田艇は最終レグで左海面を選択し、結果5位まで順位を上げ、このレースでの結果がそのまま総合成績の結果となり、植田艇が2位、河野・赤松艇が3位となりました。 当初思っていたほど風速も上がらず、風向も220度位でほぼ変わらないという、通常の西宮の南西風とは少し違った趣でしたが、その分ブロー性が強く、順位も変わりやすい状況で、レースとしては面白い展開となりました。ただ、西宮特有のバージ(砂を積んだ船)群の中にレースエリアが設定されており、慣れていない方々は戸惑ったのではないでしょうか。いずれにしても、気持ちよい快晴の中、予定通り4レースが消化でき、本当に良かったと思います。石崎さんはじめ、運営の皆様、本当に有難う御座いました。それと、遠くから遠征してくださった皆さんも本当に有難う御座いました。また、8艇という大量の参加艇数で、芦屋の分まで盛り上げてくれた北港フリートの皆さんも有難う御座いました。総合で3位に入った河野・赤松艇の新人パワーはじめ、他の皆さんも随所で上位に顔を出しており、今後益々盛り上がっていくのではないでしょうか。 久しぶりに上位5位までを関西勢が独占するという結果となりましたが、この結果が持続できるよう、また、この大会に参加していただいた皆さんの好意にお答えできるよう頑張って今後も活動を続けていきたいと思います。皆さん有難う御座いました。 |