10年ぶり津で開催! テーザーミッドサマーレガッタ

テーザー級ミッドサマーレガッタ 総合成績

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レポート:JPN2880 テーザー稲毛フリート 池田 陽平さん

8月30日、テーザー級の公式レース「ミッドサマーレガッタ」が伊勢湾海洋スポーツセンター(三重県津市)で開催されました。津でのレース開催は2005年のテーザー級全日本選手権以来、実に10年ぶりです。合計14チームが秋雨の海に集まりました。

レース当日は微風の中、「津の風」を期待して待機モードの選手の思惑をよそにレース委員長は決断します。第1レースを予定時刻にスタート。スタートラインに出遅れるチームが続出しますが、微風シリーズを覚悟したチームはしっかり準備していました。風が大きく右に振れる中、本部船側から飛び出した中村・小松組が艇団をリードします。その後、上マークを回った頃には風が落ちてほぼ無風に。テーザー級はハル重量68kの軽量のためわずかな風でも帆走できますが、慣性が効かないためその分止まりやすく、風をつかみ続ける必要があります。時が止まったような我慢大会の中、他艇の風上に入りながら海面のエッジに出たチームが伸ばしていきます。結局このレースはコース短縮となり、風をつかんだ石塚・白岩組がトップフィニッシュ、池田・須山組、中村・小松組が続きました。

第2レースも微風で大きく振れる海面に多くのチームが翻弄される中、軽部夫妻チームが軽快なボートスピードでトップフィニッシュします。山村・吉田組、植田親子組が続き、得点が入れ替わります。

決着の最終第3レース、ここで「津の風」がブローを運んできました。スタートの有利エンドから飛び出した池田・須山組が上マークをトップ回航、ボートスピードに勝る軽部夫妻に抜かれますが2位をキープして優勝を決めました。このレース3位の石塚・白岩組が総合2位、3レースの順位を手堅くまとめた渡辺・中野組が総合3位となりました。

 

優勝 池田・須山組

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2位 石塚・白岩組 3位 渡辺・中野組
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 入賞チームには素敵な副賞が贈呈されました。地元の伝統工芸である伊勢型紙の技法で作られた立派な額装です。豪華賞品を手にした面々はご満悦で微風シリーズの奮闘をたたえ合いました。

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2017年日本ワールド開催(蒲郡)に向けて切磋琢磨し、日本人初のワールドチャンピオンを目指しましょう!