テーザー江の島フリート JPN2862 村岸恭明
2月22日(日)千葉県稲毛ヨットハーバーで毎年恒例のミッドウィンターレガッタが開催されました。
寒空の中、天気予報では春一番が吹くかという予報の中、芦屋・大阪北港・浜名湖・江の島・葉山・稲毛から12艇が集まりました。
前日は朝から、2015年1月に開催されたワールドの開催地であるオーストラリアから戻ってきた、コンテナのデバニング作業が行われました。手際の良い作業であっさり終了。何度も参戦しているベテランが作業を引っ張ります。
昼からは、5艇が集まり練習会が開催されました。練習会はテーザー協会の理事が企画し、大会の前日を使って実施されています。帆走練習、スタート練習や、ショートコースの練習が実施されます。
ビデオを撮って、着艇後みんなでスタート、帆走、マーク回航などの映像を会議室で確認します。
この日は、ワールドから帰ってきた、山村/吉田組からのワールドで発見したことのフィードバックもあり、非常に盛り上がりました。
夜には、海浜幕張駅前で懇親会兼ワールド報告会があり、約25名の人が集まり、ワールド参戦者からの感想や報告がありました。次回の2017年日本ワールドを目指して参入してきた人、ワールドから帰ってきたファミリー、久しぶりに参加のメンバーなど色んな人が集まり、ワイワイガヤガヤ懇親会を楽しみました。ざっくばらんな雰囲気がテーザーの良いところかもしれませんね。
さて、レースになりますが、天気予報が外れて強風の予想から一転して軽風レースとなりました。
第1レースは、ワールドから帰ってきたばかりの、山村/吉田組と池田/軽部組が熾烈なトップ争いを演じましたが、勝ったのは、山村/吉田組でした。2~3m/sの北風が良く振れ、強弱も激しいトリッキーな海面を攻略しました。3位にはオータム以来の登場となった佐藤/村岸組、4位には山本/登尾組、5位には阪井/宮下組が入りました。
第2、第3レースはさらに変化が激しく、風の強弱もある難しい海面を佐藤/村岸組がトップをとり、池田/軽部組が2位と続きました。変化の激しい海面をいかに艇を止めることなく、風を使うかが勝負の
分かれ目でした。
第4レースは、北~東~南と風がまわり、そして一旦なくなり、今度は北西から5m/sの風が吹いてくるコンディションでした。このレースも、佐藤/村岸がトップをとり、2位には山村/吉田組、3位には、
石川/亀山組が続きました。石川/亀山組は学連時代に別々の大学のエースとして競い合ってきた同級生。
卒業後初めて一緒に乗るペアーであり、冬の海を満喫していました。3レース目まで好調だった池田/軽部組は、ティラーエクステンショントラブルで不運のリタイヤでした。
予定の4レースをすべて消化し、優勝は佐藤/村岸組、2位は山村/吉田組、3位は池田/軽部組、4位は石川/亀山組という結果になりました。グランドマスター優勝は、蜂須賀/武田組でした。
レース終了後は、稲毛ミッドウィンター恒例のカレーです。今年は、3階レストランからの提供でしたが、みんなが美味しく体を温めることができました。
今回も関西や浜名湖からの遠征者もあり、寒い時期ながらテーザーセーラーが集まりました。2017年の蒲郡ワールドに向けて、テーザークラスへ参入してくるセーラーも出始めており、まだまだ熱いクラスになりそうです。
次のレガッタは、4/25(土)~26(日)に葉山港で開催されるスプリングレガッタです。
皆様の参加をお待ちしております。